ご挨拶 | shiraifarm

代表　白井潔

無農薬で野菜を作り始めたきっかけは、約３０年前、子供の誕生にまでさかのぼる。娘がアトピーだったこともあり、食べ物にはなるべく安全なものをとの思いからだった。

もともと、野菜は自家消費のために作っていたが、しだいに無農薬・有機でとれた野菜のうまさをもっと広めたいと思うように。

現在、「兵庫県有機農業研究会」に在籍し、農業への理解や、生産者と消費者の交流を深める活動を行っている。

また、NPO法人のほか、神戸市内の七宮島上自治会と協働したり、「ふるさとひょうご創生塾」にも参画し、〝農と人〟をつなぐ活動を幅広く行っている。

私たちは兵庫県姫路市郊外で、お米や野菜などの農作物を無農薬・有機栽培という方法で作っています。農薬をいっさい使わずに野菜などを作ることは、本来植物にとって自然なこと。農薬を使う栽培法と比べて、格段に手間も苦労もかかりますが、「おいしさ」と「安心」には代えられないと考えています。

露地栽培をしている限り、野菜たちは虫やウイルス、天候変化などの危険に日々さらされています。こうした危険を科学の力でコントロールするのが農薬や化成肥料ですが、土壌や植物に負荷をかけてしまうことは避けられません。

私たちは農薬や化成肥料には頼らず、植物が本来持っている「ちから」を活かすような栽培を行っています。寒さや虫たちに耐えながらでも土にしっかり根を張って、太陽をたっぷり浴びて育った植物には「ちから」があります。

私たちの野菜を観察してみてください。

そしてぜひ新鮮なうちに食べてみてください。

葉の色、しなやかさ、果実のつや、張り、食べたときの香り、みずみずしさ、あまさ、繊維の細かさ、素直な味に植物そのものの「ちから」を感じてもらえると思います。　

この「ちから」こそ、自然からの恵み、人間の元気をつくる素です。